
「物流センターに関して相談に乗って欲しい」というお客様がいらっしゃると、ある営業担当者から
相談があり、これまでの自分の資料だけでは経験に頼りすぎで独りよがり、かなという思いもあり、
図書館で本を借りてきました。
物流センターや物流に関する本は、図書館の棚をみているだけでもかなり増えましたね。
書籍も、パターンとしては大きく2つに分かれる気がします。
一つは、学究的で理論、統計、在庫管理等が中心のもの、もう一つはセンターの構築や改善、運用に
焦点をあて、システムやマテハン、ロボティクスなどについて述べたものでしょうか。
新しいマテハンやロボティクス、情報システム(WMSやバース予約、配送マッチングなど)、
理論などはある程度材料が出尽くした感があって、ネットワーク化、共同、協業化、プラットフォーム化と、
輸配送問題(2024年問題)解消がキーになるような気がします。
どれだけ高度なマテハンを導入しても、稼働率を上げなければ意味をなさない、と先日お会いした
コンサルタントの方が言われていました。
その稼働率を上げるには、やはり標準化、平準化によって無駄な労力、コストを削減し、全体最適化~
その成果をシェア、という理屈になるのでしょうが(ここは納得)、個々の企業においては製造側、
販売側の意向がおそらく強く、トップ、経営陣の力でどう折り合いをつけるか、なのでしょう。
これは従来から変わっていないテーマなのですが、インターネットと違って、モノという形が
あるものがあり、それらの荷役、保管、輸配送などがネットで完結しない、ということが
原因ということになるのでしょうか。