やっと読み終えて返却しました、ごめんなさい

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先日図書館で借りてさんざん延滞してしまいましたが、やっと読み終えることができ、返却しました。

著者はSFAの草分けであるSalesforce Japanの社長から、マルケトへ転じた方です。

まさに昭和のセールスから現代のセールス(マーケティング、Web主導の)への端境期を知っている方なのでしょう。

会社にはさんざんテレアポがかかってきます。(僕もよくかけていました)

でもそのほとんどがブロックされ、(用件、つながり諸々を聞かれたうえで)、本人がいたとしてもかけなおす、との
言葉で終わっているようです。

Foot in the doorとはちょっと意味合いは違いますが、その隙間さえも与えられないのが現在のテレアポではないかと
感じます。

この本の中で、「営業(フィールドセールスが)が入る前に勝負はついている」とまで書かれていました。

著者の経歴ゆえ、Web中心のマーケティングがリードする、というのは少し言いすぎかとも思いますが、
勝負はある程度確率の問題と考えると、科学的(合理的)な営業は当たり前のことであって、それ以上の
パワーを発揮するところからが人間力、組織力という、最も人間くさい、しびれるところなのでは、
ないでしょうか。

マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセス、と大変参考になる本でした。

アポ取りの難しさを思い出すにつけ、この本で言われていることはまさに正論、現代の王道と思いますし、
図書館で6ケ月待ちだったというのも納得できます。

法人または、個人対象のビジネスをやっておられる方の双方に、一読をお薦めします。

セールスはより組織戦の色合いを帯びていき、なおかつ個人の人間力も問われる、そんな厳しい時代になってきましたね。


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