

久しぶりに、お客さまの物流センターを見学させて頂きました。
メーカーのデモセンターやショールームを見学するのとは違い、まさに商品が動いているリアルな
物流センターを、企画、設計、運営されているお客様に案内頂くのは、最も有難い体験です。
(かなり以前、お客さまが土地、建物の手配からすべて自前でやっておられた時代がありました。
当時は、センター見学コースというのがあり、お客さまが誇らしげに案内されていたことも
ありましたね。現在では日々の運営自体は専門の物流会社または、商流で仕入れ先として取引をしている
卸売業に委託している場合は、見学自体がほぼ不可です)
設備やシステムそれぞれも大切ですが、それ以外に、仕入れ、販売といった商流、および物流という本来の
機能がまず先にあり、それをサポートする物流システムがキーなのだと思います。
物流というものが単独であるわけではなく、販売、仕入れがまずあり、それをサポートする物流システムは
全体最適を実現するものだと思います。
そのシステムを企画、設計する方は、バイヤーや店長の責任、要望をつかんだ上で、仕入れ先との折衝、
物流会社を選定しなくてはなりません。
頭でっかちでもだめで、とはいえ自社にのみメリットがある仕組みつくりも当然だめで、信頼できる
パートナーとして仕入先、物流会社との関係つくりをしなくてはなりません。
センターのご案内に加え、そういった背景、運営のツボをうかがうことができ、有意義なセンター見学を
させていただきました。どうも有難うございました。
学ばせていただくばかりでなく、こちらからも何かお役に立てることはないか、何ができるか、そんなことを
思いながら、見学をさせていただきました。