
朝、電車で立っていくの、今朝はきついなあ、という日は少し早めに出て、始発駅から座っていくときが
あります。
手持ち無沙汰なので本を読むことが多いのですが、これがはかどる、はかどる!
家で疲れた頭で読むと何となく終わってしまうのがおしくて、最近電車の中で読んだ本がこれです。
何年(もしかしたら何十年!)ぶりかですが、頭に入ってきました。
この本には、五木寛之さんのご両親のことがかなり書かれています。
また、久しぶりに読んで気がついたのですが、「坂の上の雲を目指して」、「坂道を下っていくとき」という
章が、司馬遼太郎さんの本を思い出させてくれるくだりがあり、その部分が今の自分の気持ちに近いものが
あるのかなあ、という思いになりました。
(後で調べてみると、この本は1999年の本なので、五木寛之さんが60代半ばに書かれた本だったようです。
それで、ご両親のことを思い返したりするくだりが多かったのかな、と思います。そこがまた、私の
思いに近かったのだと感じます)
こんな立派な方が、両親について思いをこらしたり、思い出をたどっているところをみて、
ああ、自分もそうだなあ、と同感の気持ちでいっぱいになりました。
思わずこの部分、何度も読み返しました。
本っていいなあ(五木さんもそう書かれていました)、と久しぶりに思わせてくれる本でした。
まだまだ読書の秋は続くと思うので、もう少し、老眼にむちうって色々と読んでみたいと思います。

話は変わりますが、駅のポスターでこんなものを見かけました。
ルー大柴さん、昔は面白かったなあ、というのとキャッチコピーに目が行ってしまいました。
普段、駅のポスターになどあまり気がつかないので不思議な感じです。周りの目も気にせず、思わずバシャ!
