写真もないため平易な文章になります。
昨日、義母が他界しました。
去年、施設の往診医師から「もってあと1年かなあ」と言われており、ずっと覚悟は
できていたと思います。
入所してかれこれ4年、ほぼ毎日、家内がお昼に行っては昼ごはんを食べさせていたので、
おそらく施設の方でも、ここまで毎日来る人も珍しい、と思っていたと思います。
今週日曜の朝、「容態がかなり悪い」との連絡があり、私と家内で施設に行きました。
「泊まられたらどうですか」と施設からも話があり、家内が泊まったのですが、翌月曜の朝、
旅立たれました。(「泊まったら」と薦めておいてよかった)
家内がよく施設から言われていたのは、「テレビドラマでよくあるような、本当にその場を看取る、と
いうようなことはめったにない」そうで、今回、まさにそこにいることができたことで、心残りが
なくなったとまでは言えないかもしれませんが、お義母さん、本人にとってもよかったのでは、と
思っています。
3,4年も通ったので、施設のほとんどの方とも顔見知りになったようで、お見送りの時には
20名くらいの方が外まで出てきて、お別れを告げてくれた、とのことでした。
さぞかし、部屋で泣いたんだろうなあ、、、
昨晩は話を聞いているこちらの方まで、場面が想像できてジーンとくるような日でした。
施設に飾ってあったお義母さん、家内、長女、孫娘の写真を見ると、こっちまで色々と思いがこみ上げて
きます。
こうやって、人はいつか独りで旅立つのでしょうが、いつもとはいかなくても、心の中で思いをはせたり、
ふとした時に、色んなときの言葉や顔を思い出すこと、それで良いような気がしています。
料理の上手なお義母さんだったので、若い頃、色んな美味しい料理を頂いたなあ、などと
思い起こすことがあります。
合掌