涙がとまりませんでした、、、

借りた本ですが、、、

以前から、作者の方の著書名はよく聞いていました。
「日本でいちばん大切にしたい会社」シリーズの本のことはよく耳にしたことがありますが、
知り合いの中小企業診断士の方から紹介され、はじめてこの坂本光司さんの本を読むことが
できました。
本当にこんな会社あるの?というくらい、色々な会社のエピソードがあり、涙が止まりませんでした
(もともと涙腺が弱いせいもありますが、、、)

資本主義ではなく人本主義であること、中小企業の実情への知見、現場主義とこの方の人間性、愛情が
あいまって、こういった信条、活動をされていると理解しました。

最も有名なのは、日本理化学工業さん(チョークの製造)の話ではないかと思いますが、就職が決まらず、
研修にきた特別支援学校の生徒さんを社員として受け入れて欲しい、と社員に経営者が嘆願されたことなど、経営者、社員の方ともども、立派なことだと思います。
休憩時間にもかかわらず、一心不乱に作業を続ける生徒さんと数日働いてみて、周りのサポートがあれば問題なくできること、日常接したことがないため勝手に思っていたイメージ(ちゃんとした仕事はできないのでは)が
全然違っていたことに、実際やってみて気がついたのではないでしょうか。
知らないのに、知った気になっていること、ありますよね。それって怖いことですよね。

あらためてわが身を振り返る思いでありました。
心温まるエピソードにふれ、人って一人でできることは少ないかもしれないけど、仲間、周囲の人が
いれば何とかなる、協力してくれる人はいる、そんな気がしてきました。

こんなこともあって、リアルな体験を自分ですることも大切ですが、他の方の体験、経験を知ることが
できる読書はすばらしいなと思いました。